2011年10月19日水曜日

憧れの一戸建てマイホーム

「こうもしたい」「ああもしたい」はいろいろ思い浮び、夢が膨らむ。仕事柄(建築設計)建物には拘りがある。理想は、土地を先ず探し建物は自分で設計し実績のある工務店に工事を依頼する、という段取りになるのだけれど、現実はそううまくいかない。先祖代々の土地でもあれば別だが、就職で地方から出てきて土地がない状態でのスタート。
今住んでいる場所は、気候風土が気に入っている。ここでマンションをバブルの終わりに購入し10年経過。
この土地が気に入っているので、住んでる近くで土地を探すことにしたが、借金が残っている身にはそんなに余裕はない。今住んでるマンションを売ると買った値段の1/3にしかならないので一旦は断念するも、子供2人が大きくなり一部屋足りなくなって結局この際だからと一戸建てに挑戦することになった。しかし贅沢は言ってられない。
家造りの第一は土地探しから、でも、これが最大の難関。お目当ての場所で、道路つきや地型がよいものはなかなか無い。

有っても銀行融資がうまくいかない。土地だけを先に手当てして、ゆっくり家の設計をしようと思っても、土地だけの購入では住宅ローンが使えないし、良い場所は不動産屋と工務店が手を組んで仕込むので、気に入った土地を買おうと思ったら指定工務店での建築条件付を買わざるを得ない状況になってしまう。結局自分で設計する注文住宅はあきらめて、間取りフリーの建売住宅ってことにならざるを得ない。仕事柄仕様やプランにはこだわりがあるけど、建物代金の中には設計料も入っている。といっても工務店お抱えの設計士がプランの打合せをして、確認申請に必要最小限の図面しか書かない。配置図、平面図、立面図、断面図だけである。軸組図も詳細図も一切無い。建売住宅で、はたしてどんな建物になるか非常に不安な状態でのスタート。


このページは建売住宅でどこまで自分の満足できる建物が出来るかの実験の記録です。


10年後振り返ると、大きな家が欲しいと思っていたが、もう既に子供は22歳と18歳、休日もほとんど家にはいない状態。大きな居間や吹き抜けなど今、必要かと言われれば全く必要ない。だが、この居間のダイニングテーブルでこうしてパソコンのキーボードを打ってるこの場所が自分が好きな場所である事は間違いない。ここはお気に入りの場所になってしまった。



ダイニングテーブルからの景色


ダイニングテーブルからの景色 2



選んだ土地

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