2011年10月22日土曜日

仕様


契約時点ではっきりさせておかなければならないものに仕様がある。どこに何を使うか、設備はどうするか、断熱はどうするか等である。
今回契約した工務店は、見積もりをしない。フリープランだが確認申請の面積×坪単価で契約する事になる。そのため契約する前にだいたいどんな材料を使うかの説明がある。
こだわりがある場合は契約前に工務店と交渉し増減をはっきりさせておく必要がある。
今回の主な変更点は、
内部仕上げは、基本的に天井を無垢の杉板、壁は別項で説明する外壁断熱のための通気スペース確保のためのプラスターボード下地珪藻土塗り、床は桧の無垢材縁とした。
外部は、標準のままでマジックコートのままとした。
キッチンは妻の希望で大幅変更、そのため仕事柄安く手に入る洗面化粧台とユニットバス、便器はこちらで購入し取り付けのみお願いした。
断熱については別項で記載の通り基礎形状から変更。
一般の人が一番感心があるキッチン、洗面化粧台、ユニットバスといった水回りは、提携しているメーカーと打合することになっていた。メーカーのショールームへ行き、○○工務店で家を建てるのだけれどというと標準で決まっている仕様の説明がある。それに対してこうしたいああしたいというと後日工務店の方へ見積と図面が送られてきて、改めて工務店の見積として追加金額が提示されることになる。
各部屋のコンセントの数とかインターホンの標準仕様は、A4一枚にまとめられているので、希望があると電気工事店と直接打合を行い見積をもらうことになる。
今回のようにショールームに無い無垢材を多用するような場合は追加となるが、最初に工務店に渡しておいたコンセプトシートから今までの現場で使ったものを見学するか、こちらからイメージ写真を渡してこうしたいとかで決めておく必要がある。でないといざ現場がスタートしてからだと使う材料によって下地から変わってくるので変更できないということになる。
ちゃんとした工務店の場合は設計部がありクライアントの希望を聞きながら詳細見積ができる図面を作製し、それを根拠に見積りを行うが、建築条件付きの土地取引で間取り自由で坪単価しか決まっていない今回のような場合は、納得するまで契約前に仕様とコストについて相談しておく必要がある。明細見積という機能を工務店が持っていないのだから。しかし大半の建売住宅の工務店はこの方式だと思う。丼勘定なぶんだけ経費が安い。
ちゃんと自分の思った通りの家を建てようと思ったら、設計料や経費が高くつくことは間違いないけれど、設計事務所で設計と工事監理してもらうか、見積や設計のできる一流工務店に依頼するのが賢明かもしれない

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