2011年12月11日日曜日

断熱性2


今日の朝も、室内の温度を計測してみた。

2011年12月11日(日)

外気温 (朝6時) 6℃

1階居間  13℃ 湿度65%
1階WC   14.5℃
ロフト    15℃ 湿度56%
だった。

前回に比べ外気温との温度差が7℃と縮まっている。
というか、同じ外気温でも居間の温度が低くなっている。

これは、このところ続いている寒さのため家全体が冷やされてきているためだろうか?

もう少し測定を続けると見えてくるかもしれない。

同じ時刻に測ったロフトは、15℃あった。居間と吹き抜けで繋がっており、高さが約5m違うため、暖かい空気が上に上がった結果だろう。

この時刻、ロフトのトップライトを見ると硝子の端が結露していた。
ロフトの露点温度(結露する温度)を計算してみると6.2℃と出たのでトップライトのエッジのアルミがほとんど外気温まで冷やされていることがわかる。



計測のためのメーター

このメーターの優秀なところは、温度、湿度、露点温度のほかに風速が計測できて、その結果を加味した体感温度まで測れるところ。

で、ロフトから基礎に通じている換気の風速を測ってみたら、3.3m/sだった。

換気ダクトの直径が25cmだから、断面積が0.05㎡
1時間の流量は594㎥となった。

家の体積は、概算で500㎥強だから1時間1回換気ということになる。
建築基準法で決まっている24時間換気の回数は0.5回/時間だからその倍の換気回数になる。
もっとも、この家は、法律ができる前の建築なのでこの規定は当てはまらないし、全部外気に捨てているわけではないので実際はもっと少ないはずだ。

次回は換気を止めてロフトと今の温度差を測ってみるのも面白いかもしれない。

2011年12月10日土曜日

断熱性

このところ寒い日が続いている。
一昨日(12月8日)の朝、起きた時の居間の温度は16℃だった。外気温を測ると雨で6℃だから10℃の差があった。
前の日まで暖かく夜も暖房した覚えはないので、昼間の温度が保たれているのだろう。
今日は、一段と寒い。朝起きると13℃だった。その時の外気温は測ってないが多分昨日よりは寒いのだろう。

驚いたのは、朝トイレの温度を測ったら17℃あったことだ。居間より温度が高い。
考えられるのは、暖房便座が働いて、少し室温を上げているのかもしれない。

ロフトから床下への送風はずっと続けている。

2011年11月5日土曜日

各部写真

玄関とキッチンの間のガラスブロック
玄関ニッチ飾り


玄関吹抜け


居間吹抜け
居間からの景色
居間の飾り(ジェームズ リジ)



1階ウッドデッキ


1階ウッドデッキの欅盆栽
楠 7年後
楠 着工前


外構


建物の契約時点で、抜け落ちている項目の代表に外構がある。
外構とは建物周りの外部の仕上げであるが、門・塀・ポーチ・外部のウッドデッキ・駐車場・植栽などである。
今回の契約では、駐車場一台分の土間コンクリート、門柱門扉、郵便受け、燐地境界のネットフェンスが本体工事に入っている契約になっている。
といっても、契約書に一行その事が書かれているだけで、図面がある訳ではない。どんな仕様になっているかも説明がない。
なかなか、外構まで考えが回らず結局竣工近くになってどうしようかと考え始める。
玄関土間、ポーチ、アプローチ、自転車置き場は400mm角の石張りとし、門柱はコンクリート打ち放しとし郵便受け、表札、インターホンを取り付けた。門扉はない。


駐車場の床は土間コンクリートでは味気がないので枕木と芝生でストライプ状にデザインした。



床石の材料は、こちらで買って支給し施工をお願いした。この辺も契約が終わって竣工間際に交渉したので結局石の材料費だけ持ち出しになってしまった。契約段階でこの辺もしっかり約束する事が望ましい。

8年後の門扉 コンクリート打放し面の雨だれが目立つが、それなりの風合いは出てきた。

ウッドデッキとの間の竹垣



毎年5月には落葉が激しく掃除が大変なのと、どんどん大きくなるので、敷地境界から出ない様に毎年剪定してもらっている。そのため当時のような格好良さは無くなっている。


工事監理


一級建築士の資格を持っているので工事監理は自分でやることにした。
設計図は確認申請に最低限必要な平面図、立面図、断面図しかない。
納まりや軸組については現場監督がいないため、大工の棟梁任せになる。本来、工務店が請け負っているのだから管理者を置いていなければならないはずであるが居ない。
平日は仕事があり昼間は現場に行けないので、夜10時過に帰り道に寄り道して現場を巡回しその日の仕事をチェックし、翌日に携帯電話で連絡する毎日だった。幸い、土日も仕事をしていたので、棟梁との打合は一週間分をまとめて行った。
設計時点ではディテールについては全く決まっていなっかったため工程をよく理解して、材料の刻みや手配の前に指示する必要があった。特に外壁通気や基礎断熱については考え方は打合していたが実際の納まりは検討していないし、外壁のセルロース断熱も初めての経験だったが、密に打合せすることで、色々問題を抱えながらもなんとか納めることができた。
第一回の打合せは、基礎の納まりについて行い、基礎工事担当の鳶さんと大工の棟梁に入ってもらって、
1。床下に入れるシロッコファンが入る高さであること。
2。床下換気口(開閉可能タイプ)が納まる高さ
3。将来の点検のために人が潜って入れる高さ
を与条件に一般に使っている型枠の高さで可能かどうか、断熱材の打ち込みのための間隔が標準のセパで可能かを検討し基礎高さを610mmに決定した。

基礎の断熱材は、ダウ工業のスタイロフォームGK25mm打込とし、基礎立上りは内側に打ち込む。耐圧盤は外周部のみ耐圧盤の下へ打ち込んだ。ここでの失敗は断熱材の材料指定をGKとしたのだが、GKは屋上防水の敷き込み用でコンクリートの打込には適しないとのこと。これが分かったのは実際に材料が現場に入ってきて表面を見ていやにツルツルしているなと思ってメーカーに確認して判明した。
メーカーに打込んだらどうなるかと聞いたらほとんど間違いなくはがれてきますとの回答だった。で、一か八か、鳶さんにわがまま言ってGKの表面を金ブラシでこすって荒らしてもらって打込んだ。結果オーライで、今もはがれずにくっついている。
後貼りする方法もあったが、躯体との間に隙間ができその部分に結露を生じる可能性があるのでできるだけ避けたかった。
毎日現場を見ていても見落とすことはあるもので、間仕切り位置の基礎立ち上がりのための指筋がずれていることを発見したのは、耐圧盤のコンクリート打設後だった。もう一日早く気が付いていれば修正の必要が無かった。現場を良く見ることがいかに大切か思い知った。打設が土曜日で日曜日は鳶さんも休みだったが、ずれてるとの連絡でわざわざ現場を見に来てくれた。

基礎の事前の修正もあり上棟はスムーズに行った。見事のひとことだ。あれだけの木材をあらかじめ刻んでおいて、現場でいっせいに建てて行く。大工の棟梁の刻みの正確さと刻んだ材料の管理の見事さには感心するばかり。一日で土台から棟まで軸ができてしまった。
外壁断熱工事
袋貼りしたシートの中にセルロース(新聞紙を再利用した綿状の材料でカタログ上は、熱貫流率がスタイロフォームRBと変わらない。それを圧送機で充填して行く。軸の厚みが105mmあるので断熱材の厚みも105mmとなる。セルロースの熱貫流率は0.04なので、かなりの断熱効果が得られるはずである。グラスウール断熱との大きな差は細かな綿状の材料を現場で充填するか、成型品をはめ込んで行くかの違いである。実際に現場を見ていると施工管理さえできていれば、全く隙間なく充填されて行くのでこれはなかなか良い材料だと思った。成型品のグラスウールの場合は、筋交いや成型品同士の取り合い部分でどうしても隙間が空き断熱性能が落ちる。またその部分で結露を生じてグラスウールがその水分を吸ってしまいどんどん断熱性能が落ちてくる。水分があるとかびの発生にもつながる。しかし、充填作業をしっかり見ていないと間柱と筋交いで複雑になっている所などはうまく入って無いこともあった。
鉄筋ブレースの納まり
設計図ではピロティ部分に鉄筋ブレースを入れるようになっているが柱、梁との取り合いが明記されていない。大工さんもこの納まりをやったことが無いらしく、柱に穴を空けて鉄筋を入れるだけで良いと思っていたようだ。実際は地震が来た時に引っ張られる方向に力が働くので刺すだけでは意味が無い。これは、こちらで取り合い詳細を作成し指示して作ってもらった。


外壁材料の変更による水平耐力の不足
設計図で外壁の下地に構造用合板倍率3倍の指定があり、設計事務所に確認するとこれを使う前提で筋交いの量をチェックしているとのこと。しかし、外壁は塗り壁のため、この下地を使うと将来のひび割れにつながる可能性が高い。木造建築(住宅)は木割り(モジュール化)が完璧と言っていいほど進んでおり部材どおしの取り合いも、神戸の地震からはクライアントの関心も高いせいも有って、標準的な納まりのものは図面が無くても大工さんが良く勉強していて大丈夫なのだが、ちょっと他と違う納まりをした場合はとたんに細かな指示が無いととんでもない物ができてしまう。また、設計士はプランを作り確認申請が通れば仕事が終わるので、仕事のやりにくさや、後でクレームにつながる仕様などは気にせず図面を作ってしまう。いざ作る段階ではそれをクレームにならないように仕様変更するがそれが耐震基準を満足しないということが起こり得る。
今回は、鉄筋のブレースと外壁の下地の仕様がそれに当たった。
鉄筋ブレースは、木造との取り合いが一切明記されておらず、取り合い金物をこちらで設計し現場で指示する必要があった。(別紙スケッチ)。
また吹き抜けが多く特に一階が構造的には厳しい状態なので、外壁下地は構造的に3倍に評価できる合板下地が設計図に明記されていたが、この下地を使うと塗り壁の場合は、下地の継ぎ目でクラックが入る可能性が高く、”荒し”というモルタル用の下地を使うが、これだと構造的には1倍にしか評価できない。設計図上の耐震性が確保できない事になる。そのため、筋交いを工事中に追加する必要があった。総合的に現場を管理する監督もいなければ設計図どおりに施工されているかをチェックする工事監理者もいないし、設計だけを請負って工事監理はやらない設計事務所と、構造計算上は必要でも実際に使用するとクレームにつながる材料を勝手に変更する工務店との組み合わせでは、なかなか性能を維持することは難しいと思った。
今回は自分自身が工事監理者になり一応のチェックをしていたので手遅れになる前に見つけることができたが、外壁の仕様が決定した段階で自分なりに構造チェックしたことと、設計事務所に確認を取り筋交いを追加することでクリアーした。


棟換気の結露対策
通気システムで、最終的な空気の出口となる棟換気の開口が屋根の最上部についている。冬は、室内で暖まった空気がそこで急に外気で冷やされるため露点温度を下回る可能性がある。棟換気内部の結露は製品として問題ないようになっているが、下部に見えている枠に結露するとそのままロフト天井に落ちてくる。大工さんと相談した結果、結露受けを下に置くことにした。特に排水は取らずためて置いて蒸発を待つシンプルなものとした。
サッシュ枠と断熱材の隙間処理
アルミサッシュを木軸に取り付ける際に、サッシュにビス用のリブがありこの部分がヒートブリッジとなって壁の中に結露する可能性がある。ホームセンターで1本500円でスプレー式の発砲ウレタンが売っているので、買ってきて自分で充填することにした。棟梁の許可をもらい、日曜に工程のちょうど良い時にやった。これは工事監理というより直営工事である。
カラースキーム
内外装の色を決めて、工務店の事務の女性にリストにして渡したが、使う部屋と材料が職人さんに間違いなく伝わるように、決めた見本を5cm角に切り取って使う場所に張った。こうすればまず間違いなくどのクロスをどこの部屋に使うかを間違えることは無い。

外断熱

土地が決まった段階で、建築条件付の工務店との話し合いがあった。事前に土地を紹介してくれた不動産屋を通して、この工務店が外断熱が出来るかどうかを確認したところ、何でも出来るとのことだったので決めたわけだが、後でわかったことだが、この工務店の社長がかなり調子のいい人で、ろくに検討もしないで“やります”としかいわない。
元来建売住宅専門の工務店で明細見積書もなく、間取自由で○○万円/坪とのこと。エアーサイクル工法はできるかと聞くと、何か他の工法と勘違いしたのか○○万円の追加でやります、と言う。土地を決めるまでに、色々な場所の住宅展示場を見て回っていろんな工法を検討したが、一番気に入ったのはフクビがフランチャイズしているエアーサイクル工法だった。もし建築条件が付いてなかったらこの工法が出来る工務店にお願いしようと思っていた。なので、できるかと聞いた訳だが、できますと答えた後からフランチャイズに加盟しないとできないことが判ったみたいで、木軸の中に充填するセルロース断熱を提案してきた。

軸の内側に紙を貼りその中にセルロースを充填する。テープが張ってある場所がセルロースの充填口、外側の縦胴縁は、通気システム用の壁仕上げと断熱材との間に隙間を空けるためのもの。




この段階で外断熱と充填断熱を自分なりに比較した結果、一般に行われているグラスウール断熱の欠点が無いことや断熱性能も外断熱で使うフォームポリスチレンと同等であることが判り、採用することにした。ここで大きく断熱方式は方針転換することになる。但し外壁内の通気に関しては壁の内部結露や断熱性能の向上の点からあきらめられず、自分なりの方法を考えることにした。(通気システム 参照)

結局外断熱は採用できなかったが、建物としての断熱性能は満足している。ただ、外断熱の有利なところは、壁そのものを暖めたり冷やしたりする事が少ないため冷暖房費は少なくて済む事だ。軸組断熱は、壁そのものを断熱材とするが、熱を吸収したり吐き出したりはする。その容量が外断熱に比べて大きいため光熱費は多くかかる計算になるが、実際生活してみると、確かに数日家を空けるとその後冷やしたり暖めたりするのは時間がかかるが、常時生活してるとそうでもない。
軸組断熱でも、グラスウール断熱は、成型品のグラスウールを使用するため、木造軸組とグラスウールとの間に隙間ができヒートブリッジができ易く、壁の内部結露の発生し易い。結露がおこるとグラスウールの断熱性が無くなったり、カビが生え、シックハウスの原因にもなる。
セルロース断熱は、一応この欠点は解決されていると判断できるので採用する事にした。

開口部(サッシュについて)


高気密住宅の代名詞と言えば外断熱と並んで断熱サッシュ+ペアガラスだ。今回の建売仕様は、標準サッシュ+ペアガラスである。しかし、今回の敷地は準防火地域にあるため敷地境界から一階で3m、2階以上は5mの範囲は、隣地からの延焼を防ぐ目的で、建築基準法で定められた、延焼の恐れのある部分となり、ほとんどが網入りガラスとなってしまう。延焼の恐れのある部分は、火災の際にガラスが割れて飛散しない様に法的に網入りガラスを入れる必要が有り(網入りガラスはコストが高い)その部分はシングルガラスが契約条件だった。
これでは窓はほとんどシングルの網入りガラスとせざるを得ず、断熱性能はシングルガラスの性能になってしまい、高気密高断熱住宅にはならない。交渉の結果、居間に使う樹脂製サッシュ(ガラスをはめるサッシュ自体に防火性能が無いので、ガラスだけ網入りにしてもしょうがない。)や大きなアルミサッシュ製の窓は、透明ガラスのペアガラスとするかわり、追加工事でスチール製の手動シャッターを設置する事で、防犯もかねて防火性能を持たせ(網入りガラスの代わりに0.8mm以上の厚みのスチール鉄板でも同じ性能の防火戸になる)、大きな開口部については全てペアガラスにした。しかし、全体の予算の関係から小さな開口部については標準のままとした。

3月に入居してから、気温の低い日は北側の水回りのサッシュに結露が見られた。しかし、同じシングルガラスでも他の部分は結露していないので、結露する部分の湿度を計って見ると冬場の乾燥する季節にもかかわらず70%近くになっていた。空気の対流が滞っているらしい。
断熱性はともかく結露は湿度のコントロールで何とかなりそうな予感がしている。ところで、結露で怖いのが壁の内部結露である。表面が結露しているのだから壁の内部でもサッシュ部分は結露している可能性が大いにある。今回は工事中に自分で発泡ウレタンをサッシュとそれを支えている木枠の間に充填した。製品はインサルパックという名前で3本使ったが完全に金属部分を覆うような施工ができなかったのが悔やまれる。


しかし、壁の内部に気流があるので少しは防げているかもしれない。

8年経って振り返ると、内部結露よりアルミ部分の表面結露が問題な事がわかった。特に冬期に加湿すると、ガラス部分よりサッシュ部分の結露が酷く、多い時は床面を濡らすほどだ。断熱サッシュにする場合はサッシュも断熱性の高い樹脂製サッシュにするのが望ましい。
近年サッシュメーカーが樹脂製サッシュで防火認定を書類審査だけで通していたが、国交省の検査で不合格となり、軒並みサッシュメーカーがリコール対象となる製品の保証をしているが、それだけ断熱性は樹脂サッシュが優れているという事かもしれない。

耐震性


神戸の地震以来、関心が高まっている耐震性能であるが、木造2階建の場合は建築基準法で、壁量計算で簡易に計算することができる。特に厳密な構造計算は必要無い。今回も設計図上は外壁下地に構造用合板(耐震倍率3倍)を使用する。との注記はあるものの構造計算は省略されていた。

耐震性能は、建物が地震による水平力を受けた時に、どこまで耐えられるかで決まる。水平力に対抗する筋交が規定量以上入っているかと、その筋交の配置のバランス良く配置されていて揺れたときに建物がねじれないかどうかという2点で判断する。また、その筋交いの性能を発揮するために地震時に発生する柱の引き抜きに対抗するためのホールダウン金物の量や配置も重要になる。

梁と柱の取り合いや、梁同士の取り合いにはこれでもかというほど金物が入っている。もちろん木造軸組の伝統工法である継ぎ方は行っているのだがそれにプラス補強が入っている。もともと日本は地震国であり、1000年以上前から伝統的に行われている軸組工法であるからそれなりに地震に対しても抵抗力はあるはずなのだが、重い瓦屋根や1階をガレージにするなどバランスの悪いピロティ形式の家は、神戸の震災で倒壊する例が多かったため、補強金物の追加が行われたのだと思うが、せっかくの蟻継など伝統工法を継承する大工さんには少し歯がゆい想いがあるのではないだろうか?

2011年10月30日日曜日

基礎断熱


断熱を行う上で、外壁とともに大事な部位として床下の断熱がある。一般には床下は湿気を嫌うため換気孔を設けて年中通気し外部と同じ環境にする。室内との断熱は床面で行うのが一般的である。根太の間にスチレンボードを挟込む方法である。ところが今回は、壁の中の通気を床下から軒裏まで行ったため、床下の環境が重要になってきた。床下の環境を室内とできるだけ近づける必要があるため、基礎断熱を採用することにした。





これもいろんなやり方考え方がありどれが良いかよく判らない。基礎の内側を断熱する方法、外側を断熱する方法、耐圧盤全面を断熱する方法、外周部だけを断熱する方法等。世の中にあるシステム毎に違った能書きが書いてある。いわく外側を断熱するとシロアリのあり道になるとか、内側では躯体が断熱されず効率が悪いとか。迷ったが、基本的には基礎断熱は寒冷地建築から生まれた考え方であり、今回は場所が湘南であるということを考慮し(冬の最低気温がマイナスにはほとんどならない)夏場を優先し、耐圧盤の外周部と基礎立ち上がり内側及び基礎の折り返し部分のみにフォームポリスチレン25mmを打ち込むことにした。(この材料指定でも失敗し、鳶さんには多大な迷惑をかけることになった。工事監理参照)。
基礎断熱を行う場合に床下換気孔をどうするかが問題になる。せっかく断熱しても換気孔で外部とつながっていると効果が無い。このごろ一般に行われている床下換気の方法としては、基礎パッキンがある。これは、基礎コンクリートと木材の基礎との間をパッキンで空けてその部分で換気を行う方法である。今回は、開閉機能の付いた換気口を基礎コンクリートに打ち込んだ。とりあえず、内側には換気口の部分も断熱材を通して打ち込み使えなくしてある。床下の換気は通気システム(別項参照)のファンで24時間行っているので問題ないつもりだ。もしこれからの夏場に湿度が高くなるようであれば、いつでも換気口の断熱材を取り払えるようにはなっている。通気システムのファンのメンテナンスも必要であるため基礎の高さは標準より高く62cmとしているため床下は大人がもぐりこんで作業するスペースは十分にある。もう少し経過を見ることにしている。

2011年10月29日土曜日

通気システム


外断熱が流行っているのでいろいろ検討したが、今回は軸組み断熱を採用した。今回採用した断熱材(セルロース)と木材の熱貫流率がほとんど同じだったのと、外断熱にすると外壁材がサイディングにかぎられるためわざわざコストをかけて外断熱にする必要を感じなくなったためである。
ただし、屋根面は、通常行われているグラスウールを天井に敷きこむのではなく、垂木の間にセルロースを充填する方法をとった。基礎断熱と組み合わせ断熱ラインをできるだけ外壁周りで行えるようにした。


世にある外断熱を調べてみるとソーラーサーキット、OMソーラー、エアーサイクルシステムなど外断熱、基礎断熱、二重通気がセットになっているものが多い。
二重通気は断熱材のスチレンボードを軸組みの外側に設けその外側の仕上げ材(サイディングボード)との間に空気層①、軸組の内側と内装仕上げの間に空気層②を設けている場合がほとんどだ。その空気層を床下、天井裏とつないで、あるシステムは対流による自然換気、あるものはファンを設けての機械換気を行っている。

換気する空気の取り入れ口は、床下換気口が多く季節によって電動で開閉するタイプが採用されている。しかし電動はあまり好まない。10年も経てば故障の確率も多くなるためだ。

結局今回は、断熱層の内側に10mmn空気層を設けて、その空気層が床下から天井裏につながる仕様とした。柱や間柱に胴縁を打ち付け同縁に仕上げボードを張る事で壁内に空気層を設けている。

壁内通気だけでは不十分で、空気が通る場所は確保されたが、入り口と出口をどうするかという問題が残る。
今回は、基礎空間と、最上階天井裏を外壁の空気層でつなぎ、ロフトの天井面(室内)から基礎空間にダクトを通し、これに軸流ファンを取り付けた。
ロフトの吸気口

床下のダクトたち下がり(奥に見えるのが軸流ファン)


室内で熱せられた空気はロフト天井付近にたまる。これをダクトで床下に戻し、地表面近くの低い温度に下げる。これを外壁空気層を通して最上階天井裏に持ち上げ、外壁の断熱性を挙げるとともに、棟換気装置で屋外に排気する様にした。
夏はこれで何となく理屈に合ってるような気がする。
床下換気口は、一般のソーラー住宅では夏に開けて冬閉めるらしい。しかし今回は電動開閉をいやがったので結局年中閉めっ放しにする事にした。
竣工後8年経つが、床下換気口が閉まっているために床下が湿気でじめじめする事は無い。機械換気が効いてると思われる。

冬は、基本的にはファンを停止し外壁通気層で断熱効果があれば良いつもりだったが、結局夏と同じ事をやっている。当初冬は換気ファンを止めていた。一階居間を暖房するが、暖かい空気はロフトに上がってしまい、なかなか居間は暖まらなかった。そこで換気ファンを動かし、暖かい空気を一階床下に戻す事で、底冷えを防ぐ事にした。これは中々正解で、冬外気温が0度を下回る日でも、朝の室内温度は10度以上ある。

中間期(春と秋)は、できるだけ自然換気が行える様に、南面と北面に換気がらりを設けたり対流効果を期待して、湯kら面ギリギリに小窓を設置したりロフトに開閉式のトップライトを設けたりしている。

玄関吹き抜けと寝室をつなぐ通気のためのインナーサッシュ


システムの考え方であるが、
1。換気はアクティブサーキュレーション(ダクトとファンによる機械換気)とパッシブサーキュレーション(対流による自然換気)に分けられるが、今回はこれらの併用とした。
2。吸気口と排気口は一階キッチンの 外気取り入れ口のベントキャップ(ガスコンロのための換気口)を吸気口とし、排気口は屋根の最上部に天井裏の空気を排気できる様に棟換気口とした。窓を閉めればこの2カ所以外外気とつながっている場所は無くなる。
3。ファンの能力は建物の容積分の空気を1時間に2回換気できる能力とした。(この設定が賛否両論ありこれからの検討課題である)
4。ダクト径はファンを稼働させた時に4m/秒の風速になるように設定した。

基本的には熱い空気は上に上がり冷たい空気は下に下がる事から、室内で一番高い位置にあるロフトの天井ギリギリの壁から、一階の床下へダクトを設けその出口にシロッコ(軸流)ファンを取り付けて、ロフトの空気を床下へ送り、外壁の通気層を通って軒裏へ至り、棟換気開口から外へ出るシステムとした。床下へ空気を送ることで、夏は、室内の熱い空気が床下の冷たい空間で冷やされ外壁を昇ることで外壁が冷やされることを期待している。

換気システムに “期待する効果” としては、
1。換気
2。排熱
3。壁内部結露防止
4。断熱
5。集熱
であるが、予想外の効果としては室内空気の除塵が挙げられる。ロフトに取り付けたダクトの吸入口にフィルターをつけているが直ぐに真っ黒になる。これだけ室内空気に塵が含まれているという事だ。

上に掲げた “期待する効果” のデータ取りは、竣工当時は”季節毎にデータを集めて実証するしかないと思っている。結果によっては今後マイナーなシステム変更も考えている。”等と書いたが行っていない。結局等閑で、8年経っても数字で把握できてないが、感覚的には、通常の木造住宅よりはかなり断熱性能はいい様に思う。

2011年10月22日土曜日

仕様


契約時点ではっきりさせておかなければならないものに仕様がある。どこに何を使うか、設備はどうするか、断熱はどうするか等である。
今回契約した工務店は、見積もりをしない。フリープランだが確認申請の面積×坪単価で契約する事になる。そのため契約する前にだいたいどんな材料を使うかの説明がある。
こだわりがある場合は契約前に工務店と交渉し増減をはっきりさせておく必要がある。
今回の主な変更点は、
内部仕上げは、基本的に天井を無垢の杉板、壁は別項で説明する外壁断熱のための通気スペース確保のためのプラスターボード下地珪藻土塗り、床は桧の無垢材縁とした。
外部は、標準のままでマジックコートのままとした。
キッチンは妻の希望で大幅変更、そのため仕事柄安く手に入る洗面化粧台とユニットバス、便器はこちらで購入し取り付けのみお願いした。
断熱については別項で記載の通り基礎形状から変更。
一般の人が一番感心があるキッチン、洗面化粧台、ユニットバスといった水回りは、提携しているメーカーと打合することになっていた。メーカーのショールームへ行き、○○工務店で家を建てるのだけれどというと標準で決まっている仕様の説明がある。それに対してこうしたいああしたいというと後日工務店の方へ見積と図面が送られてきて、改めて工務店の見積として追加金額が提示されることになる。
各部屋のコンセントの数とかインターホンの標準仕様は、A4一枚にまとめられているので、希望があると電気工事店と直接打合を行い見積をもらうことになる。
今回のようにショールームに無い無垢材を多用するような場合は追加となるが、最初に工務店に渡しておいたコンセプトシートから今までの現場で使ったものを見学するか、こちらからイメージ写真を渡してこうしたいとかで決めておく必要がある。でないといざ現場がスタートしてからだと使う材料によって下地から変わってくるので変更できないということになる。
ちゃんとした工務店の場合は設計部がありクライアントの希望を聞きながら詳細見積ができる図面を作製し、それを根拠に見積りを行うが、建築条件付きの土地取引で間取り自由で坪単価しか決まっていない今回のような場合は、納得するまで契約前に仕様とコストについて相談しておく必要がある。明細見積という機能を工務店が持っていないのだから。しかし大半の建売住宅の工務店はこの方式だと思う。丼勘定なぶんだけ経費が安い。
ちゃんと自分の思った通りの家を建てようと思ったら、設計料や経費が高くつくことは間違いないけれど、設計事務所で設計と工事監理してもらうか、見積や設計のできる一流工務店に依頼するのが賢明かもしれない

2011年10月21日金曜日

プランニング


元々個人住宅だった土地だが、庭木がいっぱいあるので既存の樹木はできるだけ残せないかと考えた。特に高さ約7mの楠が北西角に生えているがなんとかこれを残せないかと考えた。



配置の考え方は、この敷地の特徴である楠を空間に取り込む事と、将来隣地に立つ建物の影響を考えて、楠のある西側を開けて内部も西側に大きく解放することを考えた。

配置説明図

平面は、海岸に近い場所なので南北の風向きが年間を通して多いため、吹き抜けの居間を中心に部屋を配置しインナーサッシュを各部屋に設けることで居間を通して南北に通風ができるようにした。また子供部屋から室外へは居間を通らないと行けないようにした。結果、廊下が少なく効率的な計画ができた。

1階平面図





2階平面図


建売住宅が前提であるので、設計は工務店のお抱えの設計士が担当することになるが、間取りは自由ということで別紙のようなこちらの考え方を文書にして最初に渡し平面を考えてもらった。
出てきた平面がこれだが、なんとなくピンとこない。特に吹き抜けの感じがあまりよくないように思われる。
自分で内観図を書いて見るとこうなるが平面の大きさに比べて高さが高くしっくりこない。また、もともとあった楠を残す計画だったがこれもうまく行っていない。
ということで自分で考えたプラン(1階、2階)がこれ。
居間を中心に置くことと西側に空間が開き楠との一体感を作るようにした。
楠の位置が敷地の北に寄っているため居間との関係が難しいのと、敷地が狭く駐車場を残った南側に取る必要もあって100%満足ではないが、その分2階の寝室から張り出した駐車場上部のウッドバルコニーを設けたことですぐ身近に楠の葉が感じられて自分の思いが実現できた思っている。
1階はその他に、和室6畳とキッチン及び水回りで、2階に寝室、子供部屋2室という構成になっている。
キッチンは居間に対して対面式とした。キッチン用の電化製品を1個所にまとめて置けるように外壁側はカウンターで構成した。
収納量が前に住んでいたマンションの場合少なく部屋に物が溢れていたので今回はできるだけ多く取りたいと思って地上部はできるだけ部屋を大きく取り地下に床下収納を計画したが予算の関係で中止となり収納量が少なくなってしまった。
妻はキッチンの横にユーティリティスペースと称して趣味のものや自分のパソコンを置いているが、結局書斎のスペースが無くなってロフトに追いやられることになった。広さは6畳程度が確保でき、色々ある趣味のものを置くことができた。書斎というよりは趣味部屋である。
ロフトは子供部屋にもそれぞれつけて許される最大の面積を確保した。

2011年10月20日木曜日

土地探し



今回の建設地は子供の学区で決まったようなもの。小学校4年、6年の二人の子供がいるので、引っ越し前と同じ学区が第一の条件。
以下に条件を、箇条書きにすると
1. 同じ学区
2. 駅から徒歩圏内
3. 40坪内外
となるがこれがなかなか難しい。
とりあえず不動産屋に、上記条件を伝え、斡旋を頼む。
地元の不動産屋複数に声を掛けるも、なかなかお目当てが見つからない。
土地探しに掛けた時間は、1年以上。検討した売り地は10箇所以上。
でも、「帯に短し襷に長し」でなかなか見つからない。
新しい不動産屋に声を掛けるも、紹介してくれる土地は既に検討済みの土地ばかり。
結局、最初に相談した不動産屋が紹介してくれた土地に決めたけど、決める時間的余裕は半日足らず。即決しなければ、すぐに他の買い手が付いてしまう。後から考えると、不動産屋の手口として、最初、売れ残った(なかなか売れない土地)を紹介しながら時間稼ぎをして先に来た客の順番待ちをさせる、いざ順番が回ってくると優先的にいい物件を紹介してくれるみたいなところがあるみたいだ。
もっとも一年も土地ばかり見て回っていると、そのうちだんだんと目が利くようになり、即決できるようになるのかもしれない。
結局決めた土地は、50坪で駅から歩いて3分、もちろん同じ学区だが、公道には面せず開発道路(私道4m)付きの土地で容積率200%、建ぺい率60%の住居専用地区。予算少し(かなり)オーバーだがここに決めた。
決断するに当たって、建築条件付きは、どんな工務店かわからず不安ではあったが、土地の場所としてはこれ以上臨めない所なので、まずは申し込みをした。


結局、土地探しは即決を迫られるので、沢山みる事が重要。

コンセプト


1. ランニングコストの安い計画

断熱(外断熱)、通気が十分な計画
開口部の遮音、断熱に配慮した計画(国道一号線からの音に配慮)
雨水・太陽光などの利用
深夜電力を利用した全電化住宅
クールチューブによる省エネルギー
庇の深いデザインとし、自然エネルギーを有効に利用できる外観
外装材にメンテナンス費用のかからない計画

2. 共用部分の少ない、居間を中心とした計画

部屋ごとに独立させるのではなく、吹き抜けを中心に一体的に構成し空間に広がりのある計画(プライバシーとの両立を考慮)

3. 住人、家屋ともに健康を保てる、長寿命な建物

既存樹木(楠)をシンボルとして残し、自然との共生を行う(西日や強風からのバリヤー)
使用材料は、自然素材を使い、有害物質の出ない計画
構造体を、仕上げで隠さず見せ(特に天井部分)、乾燥させるとともに空間的に広がりのある計画
壁内部・床下・小屋裏の換気を十分に行い、内部結露を起こさない計画
耐震安全性の高い構造体

■必要部屋

玄関
リビング・ダイニング
キッチン
主寝室(ウォークインクロゼットつき)
和室8畳(床の間、押入れ、縁側付)
家事室(収納付)
子供部屋×2(収納付、将来一部屋に間仕切り変更)
書斎
納戸(できるだけ大きく)
洗面、風呂(追焚付)
トイレ(ウォシュレット、2ヵ所)
ロフト
ウッドデッキ(可動テント)
プレイヤード(テレビゲーム用ホール)

■ 設備

テレビ付インターホン、BSアンテナ、電気温水器、ケーブルテレビ、十分な電気容量、LAN配線、クーラー用コンセントおよびスリーブ(各部屋)、物干し、食器洗い機、洗濯機パン、クッキングヒーター、レンジファン、SK流し

■面積

120㎡程度


こうやって自分のやりたい事こういう住宅にして欲しいと事前に工務店に言っておく事はその後の交渉で重要だと思う。自分の場合は、職業は最初に明かし専門用語を使ってこんなのが実現できればお宅と契約するなど、しつこいくらいに上記は言っておいたのも影響してるかもしれない。
多少これからの工務店の展開で断熱の新しい工法や大きな吹き抜けは、モデルルームとして竣工後使わせてもらうなどギブアンドテイクを考えて協力してくれた面もあるかもしれない。時代的には、外断熱ソーラーハウスなどが出始めた時代で、乗り遅れるのが町場の技術の無い工務店にも脅威だったかもしれない。
しかし、相手(工務店)にもよるが、何しろ、明細見積もりも無く感と経験でコストをはじくのだから上記は必須だと思う。

2011年10月19日水曜日

憧れの一戸建てマイホーム

「こうもしたい」「ああもしたい」はいろいろ思い浮び、夢が膨らむ。仕事柄(建築設計)建物には拘りがある。理想は、土地を先ず探し建物は自分で設計し実績のある工務店に工事を依頼する、という段取りになるのだけれど、現実はそううまくいかない。先祖代々の土地でもあれば別だが、就職で地方から出てきて土地がない状態でのスタート。
今住んでいる場所は、気候風土が気に入っている。ここでマンションをバブルの終わりに購入し10年経過。
この土地が気に入っているので、住んでる近くで土地を探すことにしたが、借金が残っている身にはそんなに余裕はない。今住んでるマンションを売ると買った値段の1/3にしかならないので一旦は断念するも、子供2人が大きくなり一部屋足りなくなって結局この際だからと一戸建てに挑戦することになった。しかし贅沢は言ってられない。
家造りの第一は土地探しから、でも、これが最大の難関。お目当ての場所で、道路つきや地型がよいものはなかなか無い。

有っても銀行融資がうまくいかない。土地だけを先に手当てして、ゆっくり家の設計をしようと思っても、土地だけの購入では住宅ローンが使えないし、良い場所は不動産屋と工務店が手を組んで仕込むので、気に入った土地を買おうと思ったら指定工務店での建築条件付を買わざるを得ない状況になってしまう。結局自分で設計する注文住宅はあきらめて、間取りフリーの建売住宅ってことにならざるを得ない。仕事柄仕様やプランにはこだわりがあるけど、建物代金の中には設計料も入っている。といっても工務店お抱えの設計士がプランの打合せをして、確認申請に必要最小限の図面しか書かない。配置図、平面図、立面図、断面図だけである。軸組図も詳細図も一切無い。建売住宅で、はたしてどんな建物になるか非常に不安な状態でのスタート。


このページは建売住宅でどこまで自分の満足できる建物が出来るかの実験の記録です。


10年後振り返ると、大きな家が欲しいと思っていたが、もう既に子供は22歳と18歳、休日もほとんど家にはいない状態。大きな居間や吹き抜けなど今、必要かと言われれば全く必要ない。だが、この居間のダイニングテーブルでこうしてパソコンのキーボードを打ってるこの場所が自分が好きな場所である事は間違いない。ここはお気に入りの場所になってしまった。



ダイニングテーブルからの景色


ダイニングテーブルからの景色 2



選んだ土地

再開

2002年から土地を購入する際に、自分のホームページで公開していた自宅の建設記録を10年後どうなっているかも含めて、また、記述のおかしなところを校正しながら、順次このブログで公開していこうと思います。